「大和免疫アレルギー研究会」に参加し、最新のアレルギー治療について深く学ぶことができました。

歯科とは直接関係ない分野ではありますが、アレルギーの知識は、患者さんの安全で最適な治療を考える上で非常に重要です。

​実は、この研究会に参加した大きな目的の一つが、「専門の先生と連携できる環境を作る」ことでした。

​アレルギー治療の専門家である耳鼻咽喉科の先生2名をご紹介いただき、当院での歯科治療について快く連携してくださることになりました!

これまでずっと課題と感じていた医科歯科連携の体制が急に整い、私たちも大きな安心を得ています。

 

 

医科歯科連携ができると、どんなメリットがあるの?

 

​耳鼻咽喉科の先生方との連携により、歯科だけでは対応が難しかった「呼吸」と「発育」に関わる問題に対して、より専門的で包括的なアプローチが可能になります。

 

小児の「正しい発育」をサポート

 

​お子様のアデノイドや扁桃腺の肥大、あるいはアレルギーなどによる鼻づまりは、口呼吸を引き起こし、全身の発育に悪影響を及ぼします。

発育への影響: 口呼吸が続くと、上顎の成長が妨げられ、歯並びが悪くなる(出っ歯、叢生など)原因となったり、顔つきにも影響が出たりします。

連携によるメリット:手術(アデノイド切除・扁桃摘出)の適切な判断:歯科での口腔機能(飲み込み方や舌の位置)の評価情報に基づき、耳鼻科の先生が手術の必要性をより総合的に判断できます。

​術前後の発育サポート:手術で呼吸の通り道が改善された後、鼻呼吸を定着させるための口腔機能訓練(MFT)など、歯科から専門的なサポートを提供し、歯並びを含めた正しい発育を促します。

医科と歯科が協力することで、「呼吸」・「嚥下(飲み込み)」・「歯並び」という一連の小児の発育課題に対して、根本的な改善を目指すことが可能になります。

当院はこれからも、患者さんの全身の健康を第一に考え、医科の先生方と協力しながら、安心・納得のいく治療を提供してまいります。

歯ならび、お子様の発育など、気になることがあればどうぞお気軽にご相談ください。